ホーム > 治療内容と料金 > 子供の怪我

子供の怪我

子供の怪我
骨折

子どもの骨折は、大人のそれとは違います。
大人の骨折では、ボキッと折れるイメージがあると思いますが、子どもの骨は柔らかくボキッと折れるよりフニャッと曲がる(若木骨折)、又は、潰れる(骨挫傷)、又は、靭帯に引っ張られる(剥離骨折)などになることがとても多いです。
皮下溢血や腫れもほとんどないのに局所を押すと痛む(限局性圧痛)ことがいつまでも引かず骨折の診断を受けることもあります。
当院では、エコーで確認後、骨折や疑いがあれば提携している専門医にレントゲンを撮ってもらい同意をいただきます。

脱臼

肘内障です。
大人に手を引っ張られた子供が肘を痛そうにして、手を使わない。そんな時には真っ先に肘内障を疑います。
子どもの骨の形状が不完全なため、靭帯から骨が抜けると解釈されていましたが、最近は脱臼ではなく関節に軟部組織が挟み込まれて起こる症状だと考えられています。

骨端線離開

骨端線とは、骨の伸び代部分で成長軟骨部分のことです。離開とは、そのまま、離れ開くこと。つまり、柔らかい骨端線部分に外力が加わりその部分で骨折してしまうことです。骨端線があるうちは身長が伸びる目安となります。
当院では、エコーで離開があるか動きの中で診ることができます。その後骨折があれば専門医へ同意をもらいに行きます。

オスグッド・シュッラター病

膝の下、前面にある脛骨粗面という場所が太腿の大腿四頭筋に引っ張られ剥離した状態。
男児12~15歳、女児8~12歳のスポーツ選手に好発する。
程度が軽くて2~4W、重くて4~6W程度で競技復帰目安です。
子どものころ、ジャンプやダッシュをよくする競技を本格的にしていたお父さんお母さん、名残りが・・・。
当院では、専門的なテーピングを施すことで軽快な競技復帰を目指します。

疲労骨折

16歳が最も多い年齢と考えられています。
中学2年生になり、所属クラブの中心メンバーで最も練習量が多く、しかもレギュラー争いがあるため 多少の痛みでは練習を休まない為と考えられる。

脛骨
跳躍型 バスケットボール、バレーボール
疾走型 サッカー、陸上競技
第2~第4中足骨
陸上競技、サッカー、バスケットボール
第5中足骨
サッカー

成長痛

4~6歳をピークに、3~12歳で好発する。
器質的疾患がないにも拘らず、夜中~朝方に突然下肢の痛みを訴える。温めたり、さすったりすると改善する。
原因は、感情説・疲労説・下肢変形説などがあるが定説はありません。
膝周辺の痛みを訴えたら、優しくさすってあげてください。